管理会社に連絡してみました。
先日、和歌山北港魚釣り公園の管理会社「日本製鉄株式会社和歌山製鉄所」の担当部署に電話してみました。釣り公園管理担当者の方に「和歌山北港魚釣り公園の再開の目途は、立たないのでしょうか?」と、ダイレクトに核心を質問してみました。
「予算等の都合があります。大変に難しい課題で、現在の時点では再開の時期の見通しはありません。」
解っていたとは言え、現実的にハッキリと管理運営会社からこの回答を聞くと、少しショックを覚えました。最盛期は前日の夜中から場所確保の為に並ぶ車が見られ、人気釣り場として隆盛を誇っていた釣り公園が、時の流れと釣果などの影響で来場者が激減し、経営的にも大変なのは理解できます。
しかしながら、運営方法を見直せば、活路は有ると思います。イベントやアピールポイントを的確にすれば、挽回策は無いとは思いません。”釣りの管理施設の使命感”を持った、運営者が前面に立って頂き、長期的な視野と公共性を融合させる事で、和歌山県や和歌山市の「観光面」での貢献も考えられると思います。
「一日だけのイベント運営で使用は出来ませんか?」と聞いてみました。

和歌山北港魚釣り公園の運営再開はいきなり厳しいと思っていますので、出来ればイベント等での期間限定での使用が出来ないか模索してみました。私の夢の一つに「波止のカゴ釣り選手権」を、波止カゴの聖地の一つ「和歌山北港魚釣り公園」で開催する事です。もう一つが、みんなが楽しめる”ショアジギング”のイベントです。
この釣り場の特徴の一つ”波止でのカゴ釣り”が上げられ、和歌山の代表的なアミエビ主体の波止でのカゴ釣りファンが根強く存在します。又、潮通しの良さが魅力の釣り場で、近年、青物が手軽に狙えるとあって、ソルトルアーファンにも大変人気の釣り場として、多くのルアーマンに愛されていました。出来うる事なら「釣りイベント&大会」でこの釣り場の価値観を示して、この釣り場の再開の一助にすることが目的であります。
しかしながら、安全面や運営面での問題等が課題とされ、貸し出す事は”不可能”と言う回答でした。
私個人の活動だけでは限界が有り、今後に向けて「団体交渉戦略」を構築したいと考えています。
沢山の人の思い出が詰まった素晴らしい釣り公園。この釣り場を復活するには「釣り場を大切」に考える人々が、和歌山市のこの地に「釣り公園」の必要を、より多くの人々に感じてもらう行動が必要なのです。大きな台風の被害にあったのは、この釣り場だけではありません。まして、魚影の濃さや釣り場のポテンシャルが高いのです。
長い歴史のある釣り公園を、廃れさせてしまって良いのでしょうか?一企業の考えで無く、多くの意見を求めて「企業価値の上がる施策」を取り、本業にも良い効果が見出せる策を考えるべきだと思っています。あの素晴らしい笑顔と歓声が上がる「釣り公園」を”蘇らせる”事が出来れば、波止釣り文化の視野が広がります。